
Date
2025/12/09
Tags
Subscription Benchmark, Piano Activation, Publishers, Revenue Strategy
Back to Basics 〜 サブスクリプション・マーケティングの原点回帰
トラフィックは2026年に入った現在も変動していますが、エンゲージメント施策に注力することでビジネスの成長は期待できます。2025年には半数以上のパブリッシャーでトラフィックが減少したにもかかわらず、70%は単なるアクセス数ではなく、サイト訪問者との深い関係構築に注力することで収益を伸ばしました。この流れは2026年にさらに加速すると見られます。
2026年のキーポイント
トラフィックの重要性はこれまで以上に低下
トラフィックの変動が日常化する中、パブリッシャーは基礎に立ち返って収益成長を図っています。今年はトラフィックの中央値が2%減だった一方で、収益は10%増加し、この傾向は2026年も続く見込みです。
ビジネス成長の鍵はエンゲージメント
高いエンゲージメントを示すユーザーは、一見ユーザーに比べて110倍の収益を生み出します(1,000人あたり 3,850円 対 35円)。ユーザーのエンゲージメントをいかに高めるかが、2026年も最も収益に影響を与える要因となり得ます。
小さな改善が大きな成果に
ライトユーザーをややエンゲージメント高めな再訪ユーザーに移行させるような小さな変化が、来年のサステナブルな成長を目指すパブリッシャーのコア戦略になるでしょう。
新たな試みより原点回帰
オファー表示の増加、価格テスト、強力なメール&会員登録ファネルの構築は2025年に効果を示しました。これらは2026年も戦略の基盤となる施策です。
今後もダイレクト流入が主流
ダイレクト流入は依然として信頼できるサブスク獲得ソースです。今年はSNS流入がさらに17%減少しており、この傾向は今後も続く見込みです。
世界のパブリッシャー企業の成果
Corriere della Sera社はパーソナライゼーションによりニュースレターのクリック率を20%向上させました。
Kathimerini社は2年でニュースレター登録者を25倍に増やしました。
Publico社は20日間で41,000件の会員登録を獲得し、通常の約75倍のペースを記録しました。
これらの成果は、パブリッシャーが2026年に向けて「エンゲージメント強化」「スマートな獲得施策」「ユーザーの習慣化(例:毎朝のニュースチェック、定期メール開封、アプリ起動や会員専用コンテンツの定着)」に注力していることを示しています。
2026年の戦略は
成長が著しいパブリッシャーは、ユーザーの再訪を促すエンゲージメント施策を優先的に実行しています。代表的な施策には、セグメント化したニュースレター、会員登録導線の最適化、パーソナライズされたユーザー体験、定期的な価値交換(特典提供など)が挙げられます。これらは2026年における会員獲得と維持の中核となるでしょう。




